この記事に辿り着かれた方はきっと、イエローナイフへのオーロラ鑑賞ツアーを予定中のみなさまだと思います。そしてきっと「オーロラ鑑賞は良いけど、昼間何する?現地ツアーとかなんかアクティビティないのかね?」って、思われてるんじゃないでしょうか?

いきなり決めつけてごめんなさい(苦笑) でもこれ、まさに僕が、先日行ってきたイエローナイフ旅行の前に考えていたことそのままなんですよね。

オーロラ鑑賞は、当然夜遅くに行うもの。だから昼間って結構暇になります。こういう夜が完全にメインになる旅行って、特殊ですよね。で、現地ツアーを探すのですが、そんなにレビューブログみたいなものが沢山あるわけでもないので、昼間にどんなことをしようか僕は結構悩みました。

そこで、ここでは僕が実際に体験した「犬ぞり」と「魚釣り」のふたつの現地ツアーをご紹介しようと思います。

ちなみに、イエローナイフへの旅の様子全編はこちらの動画にまとめました!

現地ツアーには、オーロラビレッジを利用しました

日本で現地ツアーを申し込もうという方もいらっしゃると思うし、現地についてから考えようという方もいらっしゃると思います。なんせオーロラ鑑賞は早くても夜の9時から。夏季だと11時からなんて場合もあるそうです。それまで何するんだ!っていう感じですよね。見当もつかない。

僕は、今回の旅では現地のツアー会社オーロラビレッジを利用しました。このオーロラビレッジという会社は、結構日本人スタッフの割合が高いツアー会社さんで、ツアー参加者もひたすら日本人が多かったです。

で、そんなに多くの人が直接ツアーを申し込むのかと思ったら、どうやらそうではなく、日本の代理店を経由してイエローナイフに行かれる方も結局は現地でオーロラビレッジのツアーに参加されているそうなんです。僕は久しく旅行代理店を利用していないので知らなかったのですが、結局世界中の色んな現地ツアー会社のプランを組み合わせて、わかりやすく販売してくれるのが日本の旅行代理店、みたいな認識で良いんですかね。

とにかく、結局は現地ツアーに参加するなら、はじめからそっちに申し込んだらシンプルなのにとか思っちゃう僕は、今回も直接現地ツアー利用です。

もしかしたら、現地ツアーに直接申し込むのは日本語が心配だなと思っていらっしゃる方いらっしゃるかもしれませんが、オーロラビレッジのスタッフさん、本当に日本人が多かったし、問い合わせも比較的迅速に日本語で対応してくれたので、あんまり心配いらないと思います(念のため言っておきますが、この記事はオーロラビレッジの広告記事などではありません!)

それで、もし自分でオーロラビレッジで現地ツアーを予約しようということであれば、ツアーの予約は現地のデスクでも可能です。僕は実際、現地に着いてから魚釣りのツアーを申し込みました(たしか参加予定日の前日申し込みまで出来るはず・・・確かじゃないので、ご自身で確認してください!)

オーロラビレッジの現地オフィスは、イエローナイフの中心街みたいなところにあります。地図で言うとここです。

ここでツアーの申込みができるのです。また、防寒着の引取もここで行います(返却は、最終日のツアー終了時に、スタッフさんが持って帰ってくれる)

実際のツアー参加時には、基本的にはこのオフィスに行く必要はありません。『エクスプローラーホテル』『クオリティイン』『デイズイン』『シャートーノバ』『ディスカバリーイン』『フレーザータワーホテル』のいずれかのホテルに宿泊していれば、バスでホテルまで迎えに来てくれます(送迎可能ホテルも、時期で変わるかもしれないので、必ずご自身で確認してくださいね)

そんな感じで僕は、オーロラビレッジの現地ツアーに参加しました。

ここからは実際に体験した犬ぞりと魚釣り(アイスフィッシング)の様子をご紹介します。

イエローナイフで犬ぞり!正直、犬派の自分には・・・

まず犬ぞり。

犬ぞりは、オーロラビレッジにある湖の上〜森の中で行われます。あ、ここで言う「オーロラビレッジ」は、さっきから再三出てきたオーロラビレッジのオフィスのことじゃなくて、中心街から30分ほどバスで移動したところにある小さな村みたいな場所のことです。

多分オーロラビレッジという会社がこの場所を所有しているのかな?と推測します。村と言っても、本当に人が住む村ではありません。オーロラビレッジのツアーを利用する人が、オーロラ鑑賞や昼間のオプショナルツアーをするために過ごす場所です。ここにはたくさんのテント(これをティッピと言うらしい)が張ってあって、ツアー参加者が暖を取るための薪ストーブがそのテントの中に用意してあったり、テントの外にも焚き火場所やすべり台(後述)なんかが用意してあります。

さて犬ぞりです。犬ぞりは、4名でひとつの縦長のそりの中に座り、僕達の時は12匹の犬がそりを引いてくれました(犬の数は、場合によって8匹〜12匹くらいで変わるそうです)

だいたい15分くらいのコースを、犬に引かれて駆け抜ける、オーロラビレッジで最も人気のあるオプショナルツアーだそうです。確かに、現地で出会った人の多くがこのツアーに参加していました。

動画で犬ぞりをチェックする
※この動画は、冒頭でシェアしたものと同じ動画ですが、犬ぞりの箇所からスタートするように設定してあります

感想としては、まあ新鮮な経験でした。でも、なんか犬派の自分としては、寒い中そりを何周も引かされている犬がかわいそうだなあなんていう感情もありました。勿論、昔から寒い地域に住んできたような犬種なんだろうし、それがこの地域の伝統なのかもしれませんし(調べてないので不明)、そもそも犬は結構はしゃいでいるように見えなくもなかったんですけど、まあ、なんかね。

その印象を余計に強めたのが、犬小屋を見たことだったと思います。そりのスタート地点の脇にある犬小屋には、沢山の犬が鎖につながれていて、犬が小屋にかけたおしっこも寒さで凍ったままそのままの状態になっていて、これはどうなんだろう、と。ほんと、僕なんか一介の旅行者なのであんまり強い意見は言えないので、主張と言うよりはあくまで個人の感想だと思ってください!気になる方は自分で実際に見てきていただくのがいいですね。

氷上の魚釣りは、今考えると結構貴重な体験だった!

魚釣り(アイスフィッシング)は、オーロラビレッジから少し離れた湖の上で行います。

まずどんなことをやるのかをざっくりリストにします。

  1. 既に前日仕掛けておいた穴を掘り返して(カチカチに凍ってます)魚がかかっているか確認する(のを手伝う)
  2. 明日の参加者のために、掘削機で新しい穴を掘る
  3. やること1と2を3セットやる(3つ穴を掘り返して、3つ穴を空ける)
  4. オーロラビレッジに戻って取れた魚を食べる

これが、僕が参加して主にやったことです。

動画で魚釣りをチェックする
※この動画は、冒頭でシェアしたものと同じ動画ですが、魚釣りの箇所からスタートするように設定してあります

イエローナイフでのアイスフィッシングは、僕達日本人がイメージしているようなのとは少し違いました。何が違うのかを、箇条書きにして説明してみたいと思います。

  • アイスフィッシングというと、小さい穴に糸を垂らして、小さい魚をたくさん釣るイメージがありますが、イエローナイフでのアイスフィッシングは、結構大きな魚(僕達の時は体調約20cmくらいの鱈が2匹釣れた)を一匹釣る感じのフィッシングでした
  • 法律上、免許のない人が釣りをする事はできないため、このツアーで出来るのは漁師さんの手伝いです
  • 魚を食べると言っても参加者全員(その時は15人くらい)で釣れた魚を切り分けて食べます。魚は、最大釣れても3匹です。なので、ご飯になるようなものではありません
  • そして、魚はさばいてもらった後にただ塩を入れただけの鍋のお湯に突っ込んで茹でられます。で、食べます

で、どうだったかというと、実際その釣りをしている時は、寒くて寒くて手も顔もズキズキと痛む中で耐えている感じでした。痛い寒い痛い寒いと言いながら動画を撮っていました。

2匹も大きい魚がつれたことは嬉しかったです。糸を引き上げて魚が出てきた時は、全員大喜びでした。みんなで穴を開けて魚が出てきた達成感は良かったです。

ただその魚がまずかった(笑) 塩茹でしかしていないから生臭くて、お腹壊すんじゃないか心配になりました(苦笑)

とはいえ総合して考えると、というか今になって思えばいい体験でした。多分あんなに分厚い氷の上で魚釣りをする体験はもう一生ないでしょう。もしかしたら、そもそも今後一生あんなに寒い地域(イエローナイフ)に行くことがないかもしれないので、そんな寒い場所の更に1番寒い湖の上で過ごした数時間は後々貴重な体験として心に刻まれると思います。

現地ツアー以外の時間の使い方

現地ツアー以外の時間の使い方もあります。そのひとつが、オーロラビレッジでの滑り台や焼きマシュマロ遊びです。

オーロラビレッジの施設内に、大きな氷のすべり台が作ってあります。ウォータースライダーみたいなサイズで、浮き輪みたいなのにのって滑るんですけど、これが面白くて僕は合計で4回やりました(笑)

動画で滑り台をチェックする
※この動画は、冒頭でシェアしたものと同じ動画ですが、滑り台の箇所からスタートするように設定してあります

ただし、これらのオーロラビレッジ内でのアクティビティーは、オーロラビレッジで行われる現地ツアーに参加しないと楽しめないものなので、ツアーに参加する方は是非やってみてください!

ツアーに参加しない方が何をしているかというと、昼間は寝て夜に備える人もいます。あえて昼間に寝て、毎晩オーロラ鑑賞ツアーを延長(お金を追加すると延長できる)する方もいらっしゃいました。割り切ってオーロラだけ楽しむのも良い選択だと思います。

あるいはダウンタウンを散策する人もいるみたいです。ただ、正直冬は外を長時間あれこれ自分で探しながら歩くなんて、僕はちょっと考えられないです。寒すぎて。だから、ダウンタウン散策の場合でも現地ツアーに参加するのが良いかも。

あと、寒い土地ならではの実験をしてみるというのも面白いと思います。僕たちは、ホテルでお湯を沸かして、窓からそれをばらまいて、それがすぐに凍って雪みたいになっていく様を録画して楽しんだりしました。これまでに経験したことのない、超寒い場所で過ごす時間なので、逆にその時間を何か実験に使って有効活用すると、お金もかからずに面白い事ができるかもしれませんね!

まとめ

犬ぞりも魚釣りも、期待通りなこともあったし想定外のこともありましたが、旅先での特別な体験になってよったです。みなさまも、今旅行を計画中であれば、思う存分楽しんできてくださいね!

以上、バンクーバーから@LeoTohyamaが、イエローナイフの現地ツアーレポートをお届けしました!