Googleアナリティクスのページ別訪問数ランキングから、どのページがよく閲覧されているか確認すること、解析士ならよくありますよね。どんなページがよく閲覧されているかを知ることは、サイトの利用傾向を知る上で最初にやることのひとつでしょう。

しかし、特にウェブマガジンサイトやブログサイトのように記事(ページ)が大量にあるサイトでは、URLがランダムに付与されていることも多く、URLだけが並ぶランキングを見て記事の人気傾向を把握するのは非常に困難です。さらに、もしそれを誰かに報告しなくてはならない場合、単にURLが並んだ表を見せるのでは、相手は理解するまでに非常に時間を要するでしょう。

報告する際のホスピタリティの面でも、自分の分析のしやすさという意味でも、ページ閲覧数ランキングはURLではなくページタイトルで表にすべきだと僕は考えています。

Googleアナリティクスの「ページタイトル」機能

ページタイトルでの閲覧数ランキングを見ることは、Googleアナリティクスの標準機能でできます。

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上図の丸く囲った部分をクリックすれば、ページタイトルごとのランキングが表示されます。しかし、この機能には少し癖があります。この機能を使って表示される閲覧数ランキングは、ページタイトルごとの閲覧数ランキングであり、固有URLごとの閲覧数ランキングではないのです。

例えばメディアサイトで、ひとつの記事を複数ページに分割している時、すべてのページに同じタイトルが付けられていると、この機能による閲覧数ランキングでは分割した複数ページの合算値がひと記事あたりの閲覧数として表示されてしまうのです。

記事あたりの総閲覧数が知りたい場合はそれで構いません。しかし、記事間の人気傾向を知りたい場合にこの機能を使うと、よりページ分割が多い記事が、より閲覧数が多いというように表示されてしまい、誤った分析をしてしまいます。

そういった自体を避けるためには、URLの閲覧数ランキングをGoogleアナリティクスからExcelとしてエクスポートし、各ページのタイトルを自分で取得してくるしかありません。そしてこれは、手動でやったら本当に大変で、時間がかかる作業です。

そこで、なにかいいツールがないかなと探していて見つけたのが『URL to TITLE』でした。

『URL to TITLE』でできることと、その手順

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『URL to TITLE』は、URLからタイトルに一発変換してくれるツールです。しかも複数のURLを同時に変換してくれる優れもの。具体的に何ページまで同時変換可能か、サイトには記載されていませんが、僕が使う時は30個までは一発で変換してくれています。

使い方も超簡単。

①「ページタイトルを取得したいURLを入力(複数の場合は1行1URL)」の枠内にURLを入れる

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②取得開始ボタンをクリック

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③少し待つと、下の枠の中にURLと一緒に記事タイトルが表示されます。あとはExcelにコピー&ペーストで完了!

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30個分変換する時にかかる時間を計測すると、20秒ちょっとでした。早い!

直感的に使えるツールゆえ、前段ばかり非常に長い記事となりましてすみません。

こういったありがたいツールによって、少しでもデータ整理にかかる時間を短縮し、その分分析に長く時間を使いたいものです。

参考:
URL to TITLE | URL一覧からタイトルを一括取得 | すぐに使える便利なWEBツール | Tech-Unlimited