最近、日本酒にはまってます。バンクーバーにいるのになぜ日本酒。
ところで、バンクーバーのグランビルアイランドには、Artisan SakeMaker(アーティサン・サケメーカー)という日本酒蔵があります。以前からここのことは友人から聞いていて、いつか行きたいと思っていたのですが、学校にキリがついて時間ができたので今回訪問してきたのです。
テイスティングもあって、日本酒好きには本当にオススメですよ!
Grandville Island(グランビルアイランド)って?
Artisan SakeMakerがあるのはグランビルアイランドというところ。島・・・ではないのですが、バンクーバーのダウンタウン側から行くと、大きな橋を越えていかなければいけないところにあります。
そして、グランビルアイランドにはこの日本酒蔵以外にも様々な面白い見所があります。例えば職人によるガラス工房、木工細工専門店、石鹸屋専門店、箒屋専門店などのおしゃれなお店があり、それからアート系の有名大学『Emily Carr University of Art and Design』も、この地にキャンパスを構えています。要するにアート系の人たちがたくさんいます。
それから大きなファーマーズマーケットがあり、中では野菜、果物、肉、魚、乳製品、お惣菜などなど、とにかく食品系が何でも売っていて、どれもこれも美味しそうなんですね。夏なら果物を買って外で食べるなんていうのも楽しそう。ちょっと高いんですけどね。
他にも、ビールの醸造所『Granville Island Brewing(グランビル・アイランド・ブリューイング)』とウィスキーの醸造所『The Liebrty Distillery(ザ・リバティ・ディスティラリー)』があり、いずれもテイスティングや工場見学を行っているのだそう。こんな感じで1日楽しめそうなのがグランビルアイランドなんです。
Artisan SakeMakerへの行き方
街の酒屋さんでも、Artisan SakeMakerの日本酒を購入することはできるのですが、どうせなら現地に蔵に行くのがいいと思います。何故なら、最初に言った通り、現地ではテイスティングができるから!それに街の酒屋さんで売ってない銘柄も、蔵に行けば購入できます。
さて、バンクーバーのダウンタウンからは、4番、7番、10番、14番、16番といったバスが出ています。これらのバスは酒造があるグランビルアイランドの少し先まで行ってしまいますので、「EB w 2 Ave NS Anderson St」というバス停で降りたらそこから10分ほど歩くことになります。
歩いて行くとこんな看板が見えます。ここからがグランビルアイランド。
これが見えてきてさらに5分ほどでArtisan SakeMakerに到着です。看板の写真は、正確には帰り道に撮ったため、写真の時系列が逆ですみません!
Artisan SakeMakerの住所は、このポストの下部にも記載しておきますので、行かれる方はそちらと公式サイトもご確認ください!
Artisan SakeMakerのお酒 – バンクーバー産米100%の純米吟醸酒の実力はいかに!?
このArtisan SakeMakerは、実はカナダで最初に純米生酒造りを始めた蔵なんだそうで、その歴史はもう直ぐ10年になります。
彼らは純米酒作りにこだわっていて、年間に複数回作るお酒には『純米吟醸原酒』『純米吟醸にごり原酒』『純米スパークリング』などなど、全部で8種類以上あります。
この中から3種類を選んでテイスティングできるのが、5カナダドルのテイスティングメニュー。順番に3種類のお酒(全部選べます)を注いでくれて、その場でいただけます。テーブルは2つしかないので、場合によってはゆっくり味わうとはいかないかもしれませんが、いろいろ試してみて帰りにお土産を買って帰るのがいいです。
僕は、友人と行ってほぼ全種類テイスティングしました。どれも飲みやすくて美味しいです。純米酒だけあって全体的に甘めの香り、飲み口ですが、特に『純米吟醸原酒』は甘さもうまさも格別。ワイングラスに入れて、いつまでも香っていたいと思うほどにスイートでやや香ばしさを感じる香りで、味も甘みとすっきり感が両立していました。
今年のお正月、すでに日本酒にはまっていた僕は、アメリカで一番美味しいと言われるポートランドの地酒『MOMOKAWA』のにごり酒を飲んだのですが、今回の『Osake』はより華やかで、お祝いの日にぴったりだと感じます。まあ、にごりと純米吟醸なのでその違いも当たり前だし、値段もほぼ倍の値段するのですが。
なお、今回の『Osake』とお正月の『MOMOKAW』ともに、最近公開した日本酒サイト『うまさけ』に別途まとめていますのでそちらをご覧ください。
ちなみにこちら、まだまだこれから仕上げていくサイトなので、ご紹介した北米の地酒以外のページは見ていただけるに耐える作りになっていません・・・ご了承ください & 興味を持っていただける方は、ブックマークしていただけたら嬉しいです!
まとめ
という感じでArtisan SakeMakerでのテイスティングと『Osake』のレビューをご紹介しました!
やっぱりこっちで日本酒を飲もうとすると、日本で手に入れるより数倍高くなってしまうわけですが、でも特別の日に飲むことができる美味しいお酒の選択肢があるというのは幸せです。ポートランドもそうですが、バンクーバーも雨の非常に多い街で、綺麗な水困らないというのが美味しい地酒が生まれやすい理由でしょう。
実はもうひとつ、バンクーバーには地酒があります。そちらについてはまた、行ってみた際にご紹介したいと思います!
以上、バンクーバーから@LeoTohyamaが、バンクーバーの地酒蔵・Artisan SakeMakerと『Osake』についてお届けしました!