こちらの小林さんのブログが、必読!

Hiroto Kobayashi Official: 情報禍とどう向き合うか?

特に次の部分には、ピーンと共感しました。

実は、そういった情報収集には、まずは基盤となる文脈構築のために、フィールドワークを行うなど、「行動力」ありきです。また、その際に「人間力」が必要になります。ツールやデバイスを駆使し、効率化するのも良いのですが、「足で稼ぐ」ことをお薦めしたいと思います。

引用:Hiroto Kobayashi Official: 情報禍とどう向き合うか?

引用しておきながらあれですが、ここだけでは理解できないはずなので、やっぱり元の文章を読んでから続きに進んでくださいね!

せっかくわかりやすくまとめられているのに自分の言葉でひっくり返してしまうようですが、どこかに書かれたものを読んで、あるいは話されたものを聞いて、わかったような気になっているだけの状態は、まったく僕にとって理想とは言えなくて、自分の経験に基づいて自信を持って人に話せるようになりたいのです。

その状態が達人だと思う。

本日参加してきたPubconで考えたことがあって、何かというと、達人は達人になってからも実験し続けているっていうことです。実践どころではなく、実験です。

例えばKeynoteにてスピーチしたGuy Kawasaki氏。Appleのチーフエバンジェリストや、Googleのモトローラ事業アドバイザーを務めた上で、何冊もの著書があり、世界的なカンファレンスでもオープニングKeynoteを勤めるような人。おそらく複数の道において達人です。

そんな彼が話した『10個のマーケティングTIPS』の中に、なんと自分自身がソーシャルメディアで実験したA/Bテストで気が付いた、エンゲージメントの差というものがありました。

Q. Twitterで何度も同じ投稿をすることは多くの”専門家”が言うように、本当にフォロワーに嫌われることなのか?そうでないとするなら何回まではいいのか?

A. 3~4回は同じ投稿をしても反応があるし、初回より2回目の方が反応が多い時もあった

Q. Facebook投稿において、リンクだけをシェアするのとリンクにコメントとアンケートを付けてシェアするのとではエンゲージメント率に差が出るのか?

A. リンクにコメントとアンケートをつけたものの方が反応がよかった

そんなちまちました実験を、達人がやっているのだと知り、感動して反省しました。

自分も実験は好きな方ですが、まだまだ甘えてました。読んだものを読んだままクライアントに伝えることがあったし、それを良しとしてしまっていたところがありました。

インターネットの世界はもの凄くサイクルが早いし、内容も多岐にわたるので、すべての分野で自らの実験のみを信じるなんてことは不可能でしょう。やはりどうしても、先人の知恵を借りるしかない場面の方が多いです。

しかし、検索でほとんどの情報は手に入れられることを知っているこの業界の人間だからこそ、そこからさらに、その知識を自分のものにする努力を惜しまないことを肝に銘じていきたいなと、少し生意気な気もしますが、そう思います。

・・・思いながら、ひとりラスベガスダウンタウンを背に、少しはずれにあるairbnbの家までとぼとぼと歩くのでした。

今日聞いたKeynoteのスピーチと、小林さんのブログがリンクして、どうしても書いておきたい気分になったので書きました。

以上、バンクーバーから@LeoTohyamaが、、、なんとなく今日いろいろ感じたことについてお届けしました!

P.S. サムネ写真はさっき食べたジェラートです。ラムレーズン、美味しかった。