海外生活者のリアルな生活費って気になりませんか？僕的にはそういう話大好き。
バンクーバーって生活コストが高いんですよ。消費税も日本より高いし、何より家賃が高い！
でも逆に、日本より安く抑えられるものもあるので、そこんとこリアルに公開してみたいと思います。
なおタイトルの消費税12%は、連邦政府が定める消費税のGST 5%と、州が定める税のPST 7%の合計で、ものによっては12%だったり5%だったり0%だったりします。
バンクーバーでの居住費：約60,000円 / 月
Flickr：janheuninck
僕はダウンタウンの築40年くらいのアパートにルームメイト1名と一緒に住んでいます（写真の部屋じゃないよ）。この部屋にはリビングとベッドルーム、キッチン、バスルームがあり、ベッドルームにルームメイトが、自分は買ってきたIKEAの棚でリビングにプライベートスペースを作って住んでいます。
僕が部屋の契約主としてアパートの管理人にお金を払っていて、自分の裁量でルームメイトの家賃も決めています。
気になる部屋全体の値段は約12万円。高いでしょうか、安いでしょうか。僕は東京に住んだことがないので東京と比較できないのが惜しいですが、京都と比べると断然高いです。だからこそのルームシェア。
これに加えてインターネット料金の月額約4,000円（キャンペーン価格）と水道&電気代の約3,000円を含めた状態で、ルームメイトと自分の家賃を決めています。個室に住むルームメイトが68,000円、自分は部屋の条件（個室じゃない）とリスク（自分がまとめて料金を支払っている）も考慮して約60,000円です。
バンクーバーでの食費：約45,000円 / 月
現在ひとり暮らしで自炊中。北米で有名なグロサリーのIGAがダウンタウンの家の近くにあるので、基本的にはそこに行っています（バンクーバーでは割と綺麗な方のグロサリーで、「安くはない」と言われている。でもたぶん、極端に高いわけではない）
日本と違い、野菜がいずれもグラム単位で販売されるので1個当たりの値段が正確にはわかりませんが、例えば種類によるけれど、じゃがいもならでかいのが1個60円くらい、玉ねぎが小さめので1個40円くらい、にんじんは1本40円くらい。卵は12個入りで約350円くらいで、牛乳は1パック330円くらいです（滅多に飲まないけれど）
また、韓国系スーパーのHマートでは、日本人にも馴染み深いタイプのお米『錦 – NISHIKI』が4.54kgで約1,600円。これは日本でお米を買う時と同じくらい。少しいいお米になると、アメリカ産の『ひとめぼれ』は2kgで約1,500円でした。日本のカップ焼きそば『一平ちゃん』は約400円。3食パックになっている焼きそばが、約600円。
このように、日本食を手にいれることは割と難しくないものの、日本から輸入した日本食（made in 北米じゃない日本食）は、やっぱりかなり割高になってしまいます・・・。
それで諸々合わせて月にどのくらい食費に使っているか。正確に全部レシートを数えたわけではありませんが、だいたい1食、多くを求めなければ300円〜500円でランチもディナーも自炊できているつもり。朝ごはんはそんなにかかりませんが、余裕も見て1日1,500円というのが普通の1日に使う食費の上限というイメージで生活しています（カフェとかも行くしね）
つまり、月に45,000円だ！
バンクーバーでのiPhone維持費：約7,000円 / 月
僕の場合、スマートフォンはSIMフリーのiPhoneを日本から持参したので、こちらではSIMカードのみを契約しています。
契約しているのはMVNO的なサービスで、こちらの日本人と韓国人に人気のあるPhoneBoxさん。なぜなら両方の国の言葉で料金を説明するウェブページがあったり、日本人や韓国人の店員さんが常にお店にいて母国語で話せるから！
それに、料金もMVNOだけあってお得です。自分の場合、月々の料金は約7000円ほど。この金額に含まれるのは、次のものたち。
- 6GBのデータ通信
- カナダ国内への通話かけ放題
- カナダ国内への2,500通までのテキストメッセージ
※今は料金体系が変更されて、少し割高になりました
これは、普通の大手の通信会社で契約するより全然安いです。例えば大手通信会社（ドコモみたいなの）のTELUSのプランで、カナダ国内通話無料と6GBのデータ通信を選択すると、1万円を超えます。ふう、高い！
ちなみにカナダの携帯契約システムは、基本的には日本と同じく2年縛りが多いみたいですが（ちょっと前まで3年だった）、僕のプランは契約期間に縛りはなく、3ヶ月くらい使ったらいつでもやめられます。
注意点は、データ使用量が6GB超えても勝手に通信制限がかからないこと・・・。知らずに使い続けているとどんどん追加料金を取られるので、酷いことになります・・・。
バンクーバーでの交通費：0円 / 月
画像：2012-08-26 Shopping USA 001.jpg | Flickr – Photo Sharing!
今、僕は毎月固定の交通費をかけていません。なぜならダウンタウンに住んでいるから（まだ田舎で浪費してるの？・・・Just kidding :P）
こちらの公共交通機関はゾーン制（海外ではよく見かける、一見シンプルそうでややこしいシステム）です。僕が以前、ダウンタウンと同じゾーン1エリアに住んでいたときには、ダウンタウンの学校に行くために月に約9,000円のゾーン1乗り放題チケットを買っていました。
今は前述の通り固定費はかかっていませんが、時々遠出するときには回数券を使います。1ゾーンの回数券は10枚つづりで約2,100円だから、1回210円。まあでもそんなに使うことがないです。ダウンタウンに引きこもりだからね。
交際費：28,000円 / 月
交際費というか、友達と外で飲んだり食べたりする費用。これはもちろん都度都度違いますが、1回飲みに行ったらチップ含めて3,500円〜5,000円くらいの幅で使うイメージです。日本の方が少し安い（抑えようと思ったときのチョイスが多い）とは思います。
飲みは高くつくので、飲みのないただのご飯もあります。そういう場合は、だいたい1,000円〜2,000円くらい。例えばバンクーバーのベストラーメンレストランである陣屋でラーメンを注文すると、チップを含めて1,500円くらいになります。もう少し安いところもあるし、高いところもあるし・・・。でもある程度のクオリティのものが食べたければ、飲まなくてもそれなりに高いのがバンクーバーです。
こうして並べると、飲み代は日本とあまり変わらず、飲まないと日本よりだいぶ高い印象なので、アルコールが安いように感じますが、そうではなく、飲みに行っても日本で飲むときとは飲み方を変えているだけだと思います。たぶん、こっちで飲むときの方が幾分かちまちま飲んでる気がする。僕は、別にアルコールが特別好きな人間じゃないので、何も問題ありません。
学校の宿題が多いのでそんなにたくさん飲みに行きませんが、バケーション中はたくさん飲んだので、月で均すと飲み会4回プラス飲みなし会8回くらい行ってる感じでしょうか。月に約28,000円で計算しましょう。
まとめ：合計14万円 / 月（ちと高め）
以上がだいたい、月に必ずかかってくる生活費です。合計すると、ほぼ14万円ですね。
うーん、この金額はちょっとかかりすぎな月です。上記、正確にわからないところや月によって変動があるところは高めに想定したので、合計がやや高くなってしまいましたが、本当は12万くらいの月もあります。
この他に服を買ったり、家の備品を揃えたりもして、いろいろ全部合わせて15万円超えたら「使いすぎだよ〜」って怒られます（自分の良心に怒られます笑）
「ひとり暮らしがしたい」とか「日本の米と日本の調味料がほしい」とか「日本酒が飲みたい」とかって感じで日本的な生活を求めると、日本より生活費が大幅に高くなってしまいます。徐々に、健康などに気をつけながらカナダ流の生活にアジャストできれば、いい具合に暮らしていけそうです。
ちなみにカナダで1番、日本と比べて安いなあと感じるのは、ピザ（笑） 2ピース＋ドリンクが500円以下なので、ランチを作れなかった時には重宝します。
まとめていたら、他のバンクーバー在住日本人の生活費も気になってきた。ちょっと聞いてみよう。
参考：
600 Drake, Concert Properties – Vancouver, BC | Flickr – Photo Sharing!
2012-08-26 Shopping USA 001.jpg | Flickr – Photo Sharing!