先日、僕がバンクーバーの学校で学んだ5パラグラフエッセイの書き方について記事にまとめたところ、思った以上に多くの方がそのページを閲覧してくれているようです。そこで今回は、英語でエッセイを書くときに覚えておくと便利な、24個の定番表現(Transition Wordsなど)を3つのグループに分けてまとめます。

「パラグラフ(段落)の冒頭に使えるもの」「話題の展開時に使えるもの」「人々を表す言葉」の3つです。

英語エッセイフレーズ24選

追記:2017年3月

エッセイライティングで凄く役立つツールを3つ、動画でご紹介しました!

こちら、最近始めたばかりのYouTubeチャンネルでまだまだ動画も少ないですが、現在住んでいるバンクーバーの普段の生活の様子やお役立ち情報などを毎週2〜3本のペースで更新していますので、是非フォローをよろしくお願いします!

パラグラフ(段落)の冒頭に使えるもの

まずはパラグラフの最初に使えるものシリーズです。初心者のエッセイライティングには、自分のためにも読み手のためにもこれを配しておくのが無難でしょう。

[1]First, First of all, Second, Third…

まずは1番簡単なやつです。「First:ひとつめに」「First of all:まずはじめに」「Second:ふたつめに」「Third:みっつめに」のように、ボディパラグラフで提示したいアイデアの順番や数を明確にするために使います。

[2]Next, Last…

次は「Next:次に」「Last:最後に」のように、それまで提示したアイデアとの前後関係を表して仕切りをするものです。短いエッセイでなければ[1]と組み合わせて使うのがよいと思います。(例:First→Next→Third→・・・)

[3]Finally

こちらもよく使う「Finally:最後に」です。ボディパラグラフ内の最後のパラグラフ冒頭に使うことが多く「このアイデアが最後だよ」ということを読者に示します。逆に読者としてこの単語を見たら「あ、ここで最後だな」と判断することができます。

[4]In conclusion

「In conclusion:結論として」も簡単なのでよく使います。こちらはそのままですがコンクルーディングパラグラフの冒頭に利用して「これから結論を言いますよ」宣言をします。このフレーズがあることによって、読者が素早く著者のメインアイデアを掴む手がかりとなるので、非常に重要な宣言と言えるでしょう。

[5]To sum up

In conclusionと同様に使えるものとして「To sum up:要するに」があります。短いエッセイであれば基本的にIn conclusionとTo sum upを両方使う必要はありませんが、いつも片方を使っていると飽きてくるので、どちらも使えるようにしておくといいと思います。

話題の展開時に使えるもの

次に、主にボディーパラグラフ内で話を展開するときに使えるものシリーズです。

[6]In fact

「In fact:事実として」は、エッセイ内で重要な事実や証拠を示すときに、その前に置いて使います。エッセイでは、ボディパラグフにおいて自分の主張の根拠を示す必要があるため、In factは頻繁に使えるフレーズと言えるでしょう。

[7]Traditionally

「Traditionally:伝統的に」もよく使えるでしょう。ただし、場合によってはその事実が伝統的である根拠を示さなければならないこともありますのでご注意ください。そうでないときはやや便利使いできる言葉とも言えます。

[8]Generally speaking

こちらもTraditionally同様に、使い方によっては便利使いと捉えられそうなフレーズが「Generally speaking:一般的に言って」です。日本語でもそうですが「一般的に」とか言われると反論しにくいですよね。ただし、こちらも場合によってはそれが一般的であると言える根拠が必要になりますので、利用時は注意しましょう。

[9]On the other hand

「On the other hand:一方で」は、パラグラフの冒頭で使うこともできますし、途中で使うこともできます。基本的にこのフレーズは、これまで主張してきたことや並べてきたデータとは反対のことを言いたいときに使います。

[10]Even if

「Even if:たとえ〜だとしても」は、伝えたいことをより強く印象付けるときなどに使えるフレーズと言えるでしょう。たとえば「Even if government wants, citizens won’t allow it.」のように言うと、ただ「Citizens won’t allow it.」とだけ言う場合よりもより印象深く伝えられるでしょう。

[11]In spite of

「In spite of:にもかかわらず」もEven ifと近い理由でよく使います。

[12]However

「However:しかしながら」は、パラグラフの頭や途中においてButのような役割を果たします。特にエッセイの文頭にて「しかし」と言いたい場合、Butは基本的に使うことができないので、Howeverを使うことも必然的に多くなります。

[13]In the same way

今度は前のパラグラフで述べたことと同様の意見を、別の情報で示すようなときに使えるフレーズ「In the same way:同様に」です。比較する系のエッセイでは、こちらの表現もよく使いますので、覚えておきましょう。

[14]In addition

同様に、エッセイの中で前述したアイデアを細くするような情報を追加したい場合に使えるのが「In addition:加えて」ですね。ちなみに「And」はエッセイのようなきちんとした文章の文頭に持ってくると先生に怒られます。似たような使い方ができるフレーズは他にもあります。

[15]More over

「More over:そのうえ」もそのひとつ。

[16]Furthermore

「Furthermore:そのうえ」も同様に使えますね。

[17]Also

「Also:〜もまた」も似たように使うことが出来ます。

[18]For example

例を挙げるときに使う言葉「For example:例えば」は、どんなエッセイにも登場すると言えるほどに有用なフレーズですが、簡単なのでみんなが知っているでしょう。では、同じパラグラフやエッセイ内で再度例を提示したい場合、For example以外のフレーズを使いたい場合にどうするか?

[19]One example of this is

「One example of this is:ひとつの例は」をFor exampleのように例示のために使うことができます。もちろんこちらを使う場合は、「is」の後ろに文章を持って来たければ「is that〜」とすることになります。

[20]For instance

こちらも同じく、例を挙げるときに使える「For instance:例えば」です。こちらの方が意味的にも使い方的にもFoe exampleに近いので、使い勝手がいいかもしれません。エッセイでは、なにかを例示することが本当に多いので、3つとも覚えておくと良いですね。

人々を表す言葉

これは正直な所、先生や書くエッセイのフォーマルさによるんじゃないかと思いますが、うちの先生はエッセイライティングでは「I」「You」「We」「They」の4つを使うなと言います。そこで、主語に持ってくるものとして次のようなものを推奨されました。

なお、下記したもの以外にも人々を表す言葉は無数にありますが、今回は留学生向けのエッセイとして出題されやすいテーマで利用されるものに絞ってみました。

[21]People

ほとんどの場合にも使えるのがこの「People:人々」です。「You should do it.」のように書きたい場合には「People should do it.」のようにすると無難(?)でしょう。

[22]Consumers

「Consumers:消費者」は、ビジネスやマーケティングをテーマにしたエッセイを書きたいときに主語や目的語として頻出します。

[23]Citizens

「Citizens:国民、市民」は、社会的なことをテーマにしたエッセイを書きたいときによく使えます。

[24]Foreigners

「Foreigners:外国人」は、観光や国内外の比較をテーマにしたエッセイを書きたいときに使える言葉でしょう。

まとめ

エッセイライティング時に使える、合計24の表現をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。僕自信が目下留学中で、英語学習中ですので、自分のためにまとめたというのが本音だったりしますが、いずれにしてもここに出てくる表現は非常使い易いものばかりだと思います。

今後学習を進めてみて追加すべきものがあれば、ぼちぼち追加していこうかと思います。

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