CSS Nite in KOBEに行ってきました。というか今回は、ありがたいことにライトニングトークを担当させてもらいました。

ライトニングトーク振り返り

今回は、『ざっくりサイト訪問者ニーズ分析』というテーマでお話ししました。

  • CSS Niteなのでたぶん、アクセス解析を日頃から使い倒してる人は少ない
  • メインスピーカーの日比野さんのテーマはブログ運営やSEO、アクセス解析の基礎であり、参加者も多分それを求めてる
  • 自分はウェブ解析士協会のスポンサー枠での登壇
  • 時間は10分

いろんな条件で1番楽しんでもらえそうなテーマということで、これを選んでみました。

実際、参加してくださった人に満足していただけたかどうかは、こちらからはわかりませんが(あとで受講者アンケートをもらえるけど)、セミナー後にウェブ解析士に興味を持って話を聞きにきてくれた人が5人はいたので、まあまあ満足。一応役目は果たせたかな?

CSS Niteシリーズは、プレゼンテーションのクオリティを高く保つことに毎回本気だといろんな方から伺っていて、実際今回出演者側として体験してみて、それを体感できたのは、自分にとってとっても大きな学びでした。特に、一般公開しているプレゼン者向けの資料は、何回も読み返したし、非常に勉強になりました。

出演される方へ | CSS Nite公式サイト

自分の振り返りはそんなもの。

日比野さん『月間10,000PVのブログになるまでに学んだSEO』

そして、いよいよ日比野さんのお話。特に前半のSEOの話題は、非常にためになりました。やっぱりSEOって、自分で自分のサイトを運営して、色々試行錯誤してきた人の話は、みんな深いし、それぞれのやり方があってヒントが多いですね。

中でも感じた“なるほどポイント”を5つシェアします。

なるほどNo.1 ユーザーに合わせた言葉を選ぶ

同じ言葉でもユーザーにとっての意味合いは変わる。例えばグランドキャニオンに行きたい人が検索するクエリだけでも「グランドキャニオン」×「費用」「金額」「料金」など選択肢は多い。

そういった、検索ユーザーが知りたいだろうな、というワードをこまめに記事の中に入れていくべき。検索者はどんなことを知りたいのかな?と考えながら。

狙ったワードの関連語、ちゃんと意識してますか?っていう、まあ基本的なことだけど、ちゃんと出来てるかなー?って改めて振り返るきっかけになりました。

ノウハウ系の記事は特に、キーワードプランナーとか、サジェストとか、知恵袋とかをチェックしながら、ユーザーが何で困ってるのか知っていくことが重要ですよね。そしてきっちりワードをちりばめる、と。改めて勉強になりました。

なるほどNo.2 ロングテールを、きっちりと

ロングテールのクエリをきっちり狙っていく。なおたとえば(日比野さんの)ブログでは「ユニバーサルアナリティクス」というワードが入ったクエリの内訳は「ユニバーサルアナリティクス」そのものが28%、それ以外のロングテールクエリ(「グランドキャニオン」との掛け合わせ)が72%。

これもやっぱり、ロングテールをきっちり抑えていかないとって感じですよね。一足飛びにミドル〜ビッグワードを狙って玉砕してばかりいてはだめなんです。

ほんと、サイト運営はかけた手間暇がそのまま返ってくる。僕もサイト運営担当者として、もっともっと細かくて読者(訪問者)に対して誠意のある仕事をしていかないとなと、やる気が出ました。

なるほどNo.3 記事のタイトル付け

タイトルは3回考える
1]記事を書く前(例:『2年間のPVの推移とブログの書き方』)
2]アウトライン完成時(例:『月間18PVから1万PVに!SEOに強いブログの書き方』)
3]記事を書いた後(例:『月間10,000PVのブログになるまでに学んだSEO』)

自分はほんとまだまだだなあと、強く感じたポイントでした(苦笑) 改めてタイトル付け、しっかりやっていきます。初心に戻ります。

なるほどNo.4 記事をもっとシェアしてもらうために!

私のブログを紹介してくださるのは、実際に交流したり、会った人。そういう人によるシェアは、自然な被リンクの効果があるだけでなく、好意的に詳しく紹介してくれるので、サイト内を回遊してくれる質の高いユーザーの流入を生みやすい!

これ、とても同意!でもなんとなくモヤッとしていたので、言語化してくださってとてもわかりやすかったポイントでした。だからイベントに顔出すのが大事だし、イベントの後にレポート書くのが僕は大事だと思うんです。

同じ会場にいた人のなんかよくわからない結束力って、ウェブの世界でも侮れない。

なるほどNo.5 良質なコンテンツの3要素

1]正確な情報であること:検索したキーワードの答えを正確に返す→信頼獲得!
2]+α:ユーザーが想定した以上の答え→他の人にお薦めしてもらえる!
3]オリジナリティ:自分にしかかけないこと→読者がファン化

こちらも言語化してリスト化していただいているので、ひとつの目安としてとてもわかりやすいですね。コンテンツメイカーとしては当たり前のこととはいえ、超重要!

まとめ

僕が今回、イベントに参加した理由は、解析のお師匠さんに「ライトニングトークしてみない?」と言っていただいたからという感じでしたので、元から参加しようと思っていたわけではなかったのですが、すごく得るものが多かったです。本当に来てよかった!

日比野さんは0からブログを始めて、色々勉強しながら少しずつサイトを成長させてきた方なので、ノウハウも奥が深く、具体的で参考にさせてもらえる話が非常に多かった。

それとCSS Niteって、デザイナー向けのイベントっぽいイメージでしたが、結構手広くやってらっしゃるみたいで、また参加したいなと思います。

以上!

※なお、記事内の日比野さんの発言は、一言一句正確にと言うわけではなく、筆者の解釈や要約も加わっています。何か問題があればすぐに加筆・修正いたします。