ad tech kansai 2014に来ています。
色々とブースもあって見て回りたいところなのですが、まず10時からのオープニングトーク&Keynoteに参加。
オープニングトーク
まずは主催者である、dmg::eventsの武富さんからご挨拶。
今回のad tech kansai 2014には、大阪からの人が70%、東京からが15%、京都と神戸からがそれぞれ5%ずつ来場されているそう。つまり8割以上が関西からの来場者。
ということで今回のイベントは『現役関西マーケターの現役関西マーケターによる、現役関西マーケターのためのグローバルマーケティングカンファレンス』であると宣言されました。
そして鏡割り。
なぜか鏡割りで開幕するグローバルマーケティングカンファレンス!関西らしいかは置いておいて、面白い試みですね〜。そして、ここから本日ひとつ目のKeynoteが始まります。
Keynote 1 ソーシャルメディア最新潮流
最初のKeynote『ソーシャルメディア最新潮流』では、まずFacebook Japan代表の岩下さんからFacebookのイマとこれからについて、花王さんやパナソニックさんのFacebookマーケティング事例を交えながら約40分間の説明。Facebookが持つ4つの強みとして「スマホとの抜群の相性」「デバイスをまたいだターゲティング」「パーソナルなクリエイティブ」「ROIの計測」を紹介されました。
注目は、Facebook広告を使って実際に売り上げを伸ばした生活総合サービス『ていねい通販』の川畑さん&野口さんと行われたトークセッション。担当者の野口さんは、はじめの半年間伸び悩みが続いた同社のFacebook広告効果を大幅に改善する中で得たクリエイティブ面のノウハウとして、次の3つを挙げていました。
- バナー設計では広告色をなくす
- パッケージ・商品形態を大きく見せる
- 第三者への配信を増やす為に、いいね!やコメントがつきやすいクリエイティブを意識する
特に 1 に関しては、他媒体のバナー広告では通常、クリエイティブ内に文字を書くスペースがないために、バナー画像の中にたくさんの文字情報を詰め込むのだけど、Facebook広告では画像とは別にテキストを記載できるエリアがあるため、画像部分はなるべくシンプルになるように意識しているとのことでした。
また、前述した3つのポイントとは別に「画像はあえてスマートフォンで撮影されたようなクオリティを意識している」「毎週10種類のクリエイティブを試せるように細かくPDCAを回し、これまでに167パターンのクリエイティブを試してきた」といった独自のノウハウも披露。こういったきめ細やかな努力の積み重ねが今の結果に繋がった最大の要因だろうなと、自分もFacebook広告を運用する身として非常に共感しました。
Keynote 2 関西から国際ビジネスパーソンを育成するには?
2つめのKeynoteでは、スピーカーとして元Google日本法人代表の村上さんと、長年アメリカで日本企業のアメリカ進出をサポートしてきた弁護士の中町さんを迎え、弊社(インフォバーン)代表の今田さんがモデレーターを務めるトークセッションになりました。
基本的に、モデレーターからのクエスチョンに対してスピーカーが答えるスタイルで話が進んだので、3つだけ面白かったクエスチョンをご紹介します。
どのようにして、世界で勝てる英語を身につけましたか?
村上さん:
30代の時、それまで務めていた日本の会社からアメリカの会社に転職することになったけれど、その時にはまだ英語は一切話せなかった。その当時、押入れから引っ張り出してきた英語の教材を聞いてみると、全然聞き取れず、自分の耳がおかしいんじゃないかと思って耳鼻科に行こうかと悩むくらいだった。
1日3時間、3年間英語を勉強した。『村上式シンプル英語勉強法』に書かれている。
中町さん:
28歳の時にアメリカに渡り、ロースクールに行った。行く以上はアメリカで0からどのくらいまで可能性を増やせるかチャレンジしてみようと考えて行ってきた。読んで書くだけでなく、聴いて喋ることまでやって来ようと決意。はじめは、毎日学校で話せなくて悔しい思いをしていたけれど、半年くらいもすると夢で英語を話しているようになってきた。
24時間英語漬けを半年くらいして慣らしていった。
アメリカ以外の市場に関してはいかがですが?
村上さん:
1億8千万の人口がいるバングラディッシュ。世界の最貧国のひとつ。今は農業国で、その次に重化学工業に進むのが経済発展のスタンダードだけど、一足飛びでITに行くというのがバングラディッシュ政府の方針。親日国で親しみやすい。ベンガル語の語順が日本語とも似ているので、現地の人の日本語習得スピードも早い。
今田さん:
日本でクリエイターの採用自体が難しくなってきている中で、日本から出て行く発想だけではなく、日本側に受け入れる発想も必要ですね。
日本企業ならではの世界で勝つ方法ってなんだと思いますか?
中町さん:
それがわかったらいいですけどね(笑)最初から世界市場を意識した製品・サービスを作らなければならないけれど、既に世界にあるようなサービスになっては意味が無い。
村上さん:
日本人はUI、UX、手触りに対する感性に関しては我々が自覚している以上のものを持っていると思う。抜きん出たものがあると思う。その辺りで特徴を出していくのがいいと思う。
スティーブ・ジョブズの成功要因のひとつは、この感覚がアメリカの中で秀でていたことだと思っている。
※上記Q&Aは、会場での話を文章化するにあたって少し修正しました。問題があればお知らせください。
以上、ad tech kansai 2014の初日午前中のオープニングトーク&Keynoteの様子でした!最後に、企業ブースエリアの様子をご紹介します。
ad tech kanasi 2014 企業ブースエリア
まずは『オバチャーン』のパフォーマンス!会場中に響き渡る歌声で、めっちゃくちゃ賑やかでした。賑やか。。。というよりもはやうるさい??(笑)インパクトは絶大だったと言えるでしょう!!
こちらはAID-DCCさんブースの『トレンドコースター』ですね。「プシューーーー!!」とものすごい音を発しながら好調に操業してました。楽しそうだったけど待ち時間があったのでパス。
そのほか、各社あの手この手で人を集める工夫をしていました。
あとはインフォバーンもブースを出しています。扉開けてすぐのところにある、ひときわポップなデザインのブースがインフォバーンブースですので、関西方面でお時間がある方はお越しくださいね!
午後は打ち合わせがあるのでドロンしました(笑)
明日27日は、特別何か用事が入らなければ一日中滞在予定です。