今回は、フィンランドのヘルシンキでSIMカードを手に入れ、SIMフリーのiPhoneに入れてアクティベートするまでに僕がしたことをご紹介します。なお、諸々2014年10月末時点の状況ですので、時間が経てば状況が変わってるかもしれません。

ネットで事前準備

まず、海外でSIMカードを買うのは僕にとって初めての経験でしたので、日本にいるうちにある程度ネットで調べておきました。そのときに参考になったのが次の2サイト。

フィンランド お得なデータ定額プリペイドSIM Saunalahtiを使ってみた: 異国からのモバイル通信
東・中欧旅行 #1 (東京~ヘルシンキ) ヘルシンキ ヴァンター空港でのプリペイドSIM – お仕事日誌&一日一麺

特にひとつめのページは通信料金やしくみ、SIMカードをアクティベートする手順まで非常に細かく説明してくれていたので、ほとんどの手順はそちらで確認していただければ大丈夫です。

ただ、そちらで紹介されていたのが2014年の5月時点での情報で、今は少し状況が異なっていました(多分)。そのあたりは後述します。

持っていったもの

・SIMカードカッター
・SIMカード挿入部分をあけるやつ(なんて言うか知らない)
・日本のSIMカードを収納しておくケース

iPhone6 PlusはnanoサイズのSIMカードを使っているため、もしそのサイズのSIMカードが現地になければ、標準サイズなりmicroサイズなりを買った上で自分でカットしなくてはなりません。そこで、念のために日本で下図のSIMカードカッターを購入していきました。

ただ、ヘルシンキとロンドン、コペンハーゲン全ての都市でnanoサイズのSIMカードを手に入れることが出来ましたので、結果的にこのSIMカードカッターを利用することはありませんでした。

SIMカード挿入部分をあけるやつとは、上図のようなやつです。これはiPhoneの人であれば購入時にiPhoneが入っていたの箱の中(説明書にくっついている)に入っていますし、僕が購入したSIMカードカッターにも付いてきました。

あとSIMカードはとても小さいですから、扱いには細心の注意をはらい、絶対なくさないように収納ケースを持っていくべきです。僕の場合はカメラのSDカードを入れる小さなケースに入れた上でガジェット入れのポケットに必ずしまうようにしていました。紛失すると再発行に3,000円くらいかかりますので、要注意です!

空港でSIMカードを買う

ここからは現地での話です。まず、今回はヘルシンキバンター空港ターミナル2、2階にあるキオスクでSIMカードを購入しました。日本からヘルシンキバンター空港に降り立ち、ターミナル2のゲートから入国するところからキオスクまでの道順は上の動画でご覧いただけます。

キオスクでは店員さんに「Do you have a prepaid SIM card for iPhone?」と言いながらiPhoneを見せたらすぐに察して、商品を出してくれました(この辺りがフィンランド人の優しいところ)。

ただ、出てきたSIMカードがDNAというブランドのもので、事前に調べていて購入しようと思っていたSaunalahtiのものではありませんでした。また、値段も全部で7.9ユーロで、事前調査で見ていた6ユーロ(4.9ユーロに1.1ユーロのサービスチャージ加算)という情報とは約2ユーロの差がありました。

とはいえ事前情報の6ユーロSIMが3Gだったのに比べて、こちらは4G対応でしたし、なにより店員さんに聞くとそれしかないとのことでしたので、2ユーロ(260円くらい?)なら良いかと思ってそのまま購入しました。通信速度は空港で7.69Mbpsでして、日本でLTEを使っているときとなんら差を感じずに使うことが出来ましたし、2ユーロの差は全然OKって思えました。

設定

基本的には先ほどリンク掲載した『フィンランド お得なデータ定額プリペイドSIM Saunalahtiを使ってみた: 異国からのモバイル通信』のページを見ていただくのが良いと思います。

設定は非常に簡単で、モバイル通信をオフにして、iPhoneの電源を念のため切ってから、日本で使っていたSIMカードを抜いて、買ったSIMカードを入れる電源を入れて少し待つとすぐにネットが使えるようになりました。ロンドンやコペンハーゲンでのSIMカードアクティベート体験に比べると、非常に単純でNO STRESSでした。

感想

ほんと、ヘルシンキは今回行った3都市の中で最もSIMカード購入〜アクティベートのハードルが低く、料金も安く、通信速度にも不満のないネット天国な土地でした。日本からモバイルルーターをレンタルしていかないほうが明らかに良いと思える唯一の国でした。

初めて行ったヘルシンキでほとんどノープランなままあちこち効率よく回ることが出来たのは、まちがいなくDNAのSIMカードのおかげ。SIMフリーのスマホをお持ちの方はぜひチャレンジしてみてくださいね!