10月26日から11月2日まで、約1週間の弾丸スケジュールで、ヘルシンキとロンドン、コペンハーゲンに行ってきます。旅の目的はたくさんあるので語りきれませんが、ロンドンではウェブ解析関連の世界的なカンファレンス『eMetrics Summit(イーメトリクス・サミット)』に参加してきます。※会社としてではなくて個人参加

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参考:London | October 29-30, 2014 | eMetrics Summit, International Marketing Analytics Conferences

『eMetrics Summit』は2002年から開催されてきた、デジタルアナリティクス業界で歴史と権威のあるイベントです。アメリカのサンフランシスコやボストン、イタリアのミラノなどでも開催されるワールドワイドなイベントで、最先端な情報交換がなされるカンファレンスです(多分)。

僕なんかが行っても良いのか・・・

僕は英語が嫌いというわけではないですが、文法や単語力は全く身に付けてこなかったため、道案内程度の英語しか話すことが出来ません。しかもデジタルアナリティクスだって、領域はあくまでウェブサイトが中心です。さらに言えば、最近はUXリサーチプロジェクトのほうにたくさん時間を使っている始末・・・。

だから「僕が海外カンファレンスに行くべきではない理由」であればいくつでも挙げることが出来るでしょう。

例えば「行ってもどうせ話が理解できない」「ネットワーキングもろくに出来ないかもしれない」「ネット上に日本語の情報が少なく、仕事に生きるかどうかすらわからない」「参加費が高い」「会社を1週間休まないといけない」などなどなどなど…。

それでも、自分でお金を払ってでも行きたいと思う理由があり、今回参加することに決めました。ちなみに参加費は、通常の1dayパスポートを現地で買う場合には日本円で13万5千円します(笑)

※ただし、僕はもっと易くチケットを手に入れています

参考:[UX] Super Early Bird(スーパーアーリーバード)で、海外のカンファレンスはめっちゃお得になる!

僕がそれでもeMetrics Summitに参加したかった3つの理由

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それでは、ここからは僕が参加したいと思った理由について書いてみます。これは、現地で英語がわからなくてくじけそうになったときの自分に宛てた手紙のようなものでもあります(笑) くじけたらこれを思い出して奮い立て、自分!!!(笑)

1. 一生のうちいつかは海外のカンファレンスに参加してみたかったから

デジタルアナリティクスとかウェブの領域に関わる以上、日本では開催されない世界的なカンファレンスで重要なことが話されていることは多いです。eMetricsも、世界各地で開催されるのに日本では開催されていません。それで、きっとこの状況は少なくとも僕が働いているうちは変わらないじゃないんじゃないかと思っています。英語が得意ではない人が多い日本国内では、世界的なカンファレンスを英語でやっても集客できないからです。

海外のカンファレンスで公に向けて発表される情報に関しては、アナウンスがあった後で日本語に翻訳されるのを待っても、それが重要な情報であるほど大きなタイムラグは発生しないでしょうけど、カンファレンスの参加者同士で話される個別の事例や、現地で作った友人から帰国後に聞く最新のうわさ話などは、多分実際に足を運んだ人にしか得られないものがあるはず。

ということで、いつか参加してみたかった海外カンファレンスですが、これに命じられて行くのではなくあくまで自分の意志で行くとなると、お金も時間もかかるので、なるべく他の人に迷惑のかからない若い時に行っておいたほうがいいなと思った次第です。結婚したら家庭内稟議上げないといけなくなるかもしれないですし、仕事で職位が上がったらいろんな案件ストップして行かないといけなくなっちゃいますし。

みんなに説得してでも行けばいいんですけど、1度も行ったことがなければ説得するほどいいものなのかどうかよくわからないので、やっぱり今行くしか無いなと思った次第です。

2. レベルの高い人たちと一緒にいることそのものが、自分の勉強になると思ったから

前述のとおり高価なイベントなので、やる気がある人ばっかりが集まるんじゃないかなと期待しています。世界各地からクオリファイされた人が出席するようなイベントになるといいな。その中で何人とお友達になれるか・・・。

3. もしかしたらくるかもしれない日本のトップレベルの人と現地で出会えたら、なんかかっこいいな

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クオリファイされるのは日本からくる人も一緒ですね。僕みたいなのもいますが(笑) ただ、eMetricsの本場はアメリカで、サンフランシスコで開催されるものが、多分年間通して最大のものだと思うので、日本人で行く人がいるとすればそちらに行きますよね普通。

僕の場合、「ついでに北欧にも行きたい」みたいなプライベートな理由+サンフランシスコでのeMetricsはいつも繁忙期(3月~4月)に開催されるということで、ロンドンで参加することにしましたが、もし今回ロンドンでのeMetricsに可能性を感じることができれば再来年(2016年)くらいにはサンフランシスコも!?なんて夢をふくらませています。

とはいえロンドンでも、デジタルアナリティクス界隈の日本トップレベルの方たちとお会いできたらいいなあ。

正直なところ、今回はセミナーの内容がどうしても頭に入ってこなかったとしても仕方ないと思っています。なるべく聴けるように自分なりに勉強はしていますが(耳を慣らすためにTEDを毎日観ています笑)、急激に英語が上達するわけでもないですし。

それより、はじめての海外カンファレンスという体験そのものを割り切って楽しんでこようと思います。せっかくの機会ですし、次にいつ行くことが出来るか、わかりませんしね!

今後しばらくは、今回のeMetrics Summit LONDONに関するお話もしていきたいと思います。