ワン・ワード・オープン(One Word Open)というものがあるらしい。後から学んだところによると、講義やイベントにおけるアイスブレイクの一種で、これを行うことで参加者の注意を引き立てたり、これから話すことに集中させるというような効果があるそう。

この言葉は、自分はウェブ解析士上級のフォローアップ講座で知りました。ただ講師の方が示していた例を聞いただけではアイスブレイクとの違いがいまいち分からなかったし、「ワン・ワード・オープンの「ワン・ワード(One word)」ってなんじゃい!?」って思ったので、自分で調べてみたんです。

ワン・ワード・オープンのやり方

ワン・ワード・オープンというのは、その名の通りひとつのワード(を出し合うこと)で、その会をオープン(開始)することです。

登壇者もしくは司会から参加者に対して「今この瞬間、もしくは今日の皆さんの気持ちを表現するひと言を教えてください」と問いかけ、参加者からそのひと言を募ります。

このとき、ポストイットに記載してもらってそれを集めて、壁に貼ってグルーピングしたりっていうやり方もあるようです。

時間があれば、集めた参加者のひとことを少し深掘りしていくこともできます。「なんでこのワードを選んだの?エピソードを教えて?」といった感じでしょう。

このトーク開始手法の効果は前述の通り、会場を温め、参加者が発言しやすい空気を作ったり、参加者が登壇者に耳を傾ける空気を作ったりというところだそうです。

このワークをやったことがないので推測ですが、きっと自分の状態をひと言で表すことで、参加者は自分の心理状態を客観的に理解し、「だったら今日はこんな姿勢でセミナーに挑もう」とか思えるんじゃないかと思います。

シンプルだけどなかなか面白いアイスブレイクスタイルで、勉強になりました!

参考:
One Word Open | Remodel Your Marketing
One Word | Fun Retrospectives