ここ2ヶ月くらいずっと、バックパック型のカメラバッグが欲しくて、すごく時間をかけて探していました。
きっかけはロンドンドラッグ(バンクーバーに在るドラッグストア兼電化製品などを売っている店)でManfrottoのカメラバッグを見たこと。いいなこれーと思ってカメラバックで気軽に毎日カメラを持ち運べる日常を想像したときから、物欲が止まらなくなりました(苦笑)
で、色々探していて最近やっとChromeというサイクリングバッグブランドのカメラバッグを見つけ、コレは良いということで即ネットで購入。やや紆余曲折ありながら先日手元に届いたので、早速使ってみたレポートをしたいと思います。
なお、動画でもレビューをしたので、ご覧ください & もしよろしければチャンネル登録よろしくお願いします!!!
『NIKO PACK』は、カメラバッグに求める条件が全て整っていた!
なんで2ヶ月探した末にこれを買ったかというと、僕がカメラバッグに求める7つの条件を全て満たしていると感じたからでした。整理しましょう。
- 条件1:本気の撮影日だけでなく、日常で気軽に使える
- 条件2:GoPro Karma Gripを入れられるだけの大きさがある
- 条件3:バッグをいちいち降ろさなくてもカメラを取り出すことが出来るスリング仕様が良い
- 条件4:三脚をバッグの外につけることが出来る
- 条件5:防水
- 条件6:13インチMacBook Proを入れることが出来る
- 条件7:財布や鍵などを入れられる場所がある
僕にとっての撮影って、だいたいブログ用だったりYouTube動画用なので、アーティスティックな写真を撮ったり、クライアント仕事でカメラを沢山もって出かけるなんてことはありません。
このバッグはほとんど日常で使われることになるため、デザイン・機能性共に日常使い出来るものであって欲しいと思っていました。
NIKO PACKの外観、結構かっこいいじゃないですか!それにメインエリアの仕切りが取り外し出来て、その日の用途に合わせて変形自在なところが嬉しいです。トランスフォームするもの、全てかっこよし!!
カメラバッグをほしいと思った1番の理由が、先日レビューした『GoPro Karma Grip』を気軽に安全に毎日持ち出したいと思ったことでした。
しかしKarma Gripに限らず、スタビライザーのひとつの弱点が、その不安定な形だと思います。下手に扱うとどこかが折れてしまいそうな気がするので、これまでKarma Gripを持ち出す時は、常に付属のハードケースを利用してきましたが、それが結構大きくて、じゃまになるんです。Karma Gripのお手軽さを活かすためには、バックパックにサッと出し入れするのが1番!
そこで、Karma Gripの全長が25cmくらいということを考慮して、メインエリアかサイドか、とにかくどこかにそのスペースがあるバックパックを探していました。
これが、僕がこのバッグにKarma Gripを収納している様子です。左側のエリアを仕切ってKarma Gripを入れて、右側は普段は広く使っています。一眼レフを持って運ぶ時には、右側のエリアを仕切ってカメラを入れます。
せっかくカメラバッグを買うので、撮影したい時にいちいちバッグを背中から下ろして広げてカメラを取り出して・・・というようなものではなく、片方の肩に掛けたままバッグを体の前にスライドさせて、リュックの側面をパカっと開いてカメラが取り出せるというような物がいいと思っていました。とにかく気軽に撮影できるギアとして、バックパックを探しました。
NIKO PACKもこんな感じで側面が開くので、左肩にだけストラップを掛けた状態にすれば、先程見せたKarma Gripをいつでも出し入れできます。
時々、三脚を持って現場に行くような撮影があるので、そういうときだけバックパックの外側に三脚を引っ掛けられるといいなと考えていました。拡張性、対応力が高いバックパックが理想的でした。
これが、三脚をNIKO PACKに取り付けた状態です。外側のテープを調整して、三脚を引っ掛けます。
僕は現在、バンクーバーに住んでいます。バンクーバーの冬は、本当に雨が沢山降ります。そして、最近は少しの雨くらいなら傘をささずにウォータープルーフのフードを被り、レインシューズを履いて駆けるというような場面が増えてきました。
で、問題になるのがカバンの中身。ここだけ防水仕様じゃないために傘をささないといけないというのは結構ストレスなので、バッグ自身が防水であることもマストな条件でした。
こんな感じで、早速雨の日にもガンガン使っています!というより、早くバンクーバーの雨季終わってくれ〜!春が待ち遠しいです!
言うまでもなく、普段使いするならMacBookが入らないとお話になりません。僕は13インチのMacBook Proなので、これが入るサイズ感は必須でした。
NIKO PACKは、他の多くのバックパック同様に背面にラップトップを入れる場所があるので、この点も問題ありません。ベルクロ素材じゃないところだけちょっと残念ですが、そんなに傷を気にしないので、僕的にはOKです。
これまで使っていたカバンにポケット類がほぼなくて、寸胴みたいな大きなスペースに物を全部投げ込むスタイルでした。これが使いづらくて(汗) 鍵も財布もいざっていう時にどこいったってなる場面が何度もあり、いい加減辟易していました。
まあカメラバッグってもともとポケットの多いものが多いですが、とにかく小物を入れておく場所が絶対欲しいと思っていました。
今は、鍵やらなんやらをサイドポケットとメインポケットの裏側に入れ込んでいます。ジッパーをきちんと閉めれば、ここに泥棒がアクセスのも容易ではないので、ある程度安心しています。
これが、2ヶ月間リサーチしながら膨らませた「僕の理想のカメラバックパック」です。そして、これらの条件全てを満たすと思ったのが、Chromeの『NIKO PACK』でした!
その他、NIKO PACKのいいところ
バッグの上の蓋を空けると、こんな感じの小さい収納スペースがついています。ここも結構頑丈に作ってあります。
出先でビデオ編集する時にはヘッドフォンを入れられるし、仕事や学校のときには筆箱とか弁当箱とかも突っ込める感じで、とても使いやすいです!
なお、この上のパートと下のメインパートを区切る仕切りは、ジッパーで開け閉め可能なので、開放してしまってバッグのメインエリアを広く使うこともできます。
それと、地味に嬉しいのがジッパー。例えば比較対象として悩んでいたManfrottoのカメラバッグは、安物のジッパーを使っていたのですぐ壊れそうな不安感がありました。対してNIKO PACKは、ちゃんとYKK製のものを使ってくれているので、なかなか壊れなさそうな安心感があります。
カバンってジッパーが壊れると使い物にならなくなるので、少し値が張っても安心と信頼のYKKジッパーを使ってくれているほうがありがたいなと感じました。
疑問・不満など
これ、悪いところとは言えないし、むしろ完全に良いところなんですけど、このバッグすごく堅牢なんです。ウォータープルーフ生地なこともあいまって、とにかく固く作られています。
それで、ジッパーの性能がいくら良いとはいえ、カバンを開け閉めするときにやや硬さを感じます。きっと使っていると馴染んでくると思うので、あんまり心配していませんが、今はカバンの開封にコツが要る状態です。
もうひとつ、こちらは微妙に使いづらいのが、メインエリアにアクセスする時にバックルを少なくともひとつ外さないといけないことです。メインエリアの部分をサッと使えないもどかしさがあります。
しばらく使って行き着いたのは、もう片方のバックルは開けっ放しにしてしまうという使い方です。壊れやすいものを沢山持っている時だけ念のため両方締めて、いつもはひとつで良いかなと思ってます!
まとめ
一部、まだまだ改善してほしい所もありますが、2ヶ月間探した中で最良の選択をしたと自負しています!満足です。何よりもかっこいい!毎日テンション上がります、このバッグを背負って出かけると。
いつでもカメラを持ち出せるし、作業環境が上がった気がします。
正直値段は結構高くて、自分でアメリカからカナダに輸入したので、タックスも含めて合計350カナダドルくらいしました。あとで調べたら、日本のAmazonで買ったほうが全然安いっていう事に気が付きました・・・。
でもすごく丈夫なバッグだし、結構長いこと使えそうなので、いい買い物だったと思います!
以上、バンクーバーから@LeoTohyamaが、Chromeのカメラバッグ『NIKO PACK』をご紹介しました!