爆買いのきもち


中国の人が、日本に来てあちこちで大量に買い物をするのを見て「爆買い」だと表現するようになりましたが、その中にはちょっとバカにしたような意味合いが含まれているように感じます。

でも、普段海外に住んでいる自分がたまに日本に帰国すると、爆買いしたくなる気持ちもわかるってもんなんですよ。

爆買いの条件

あくまで自分の場合。

爆買いをする背景に、次のような条件が揃っているように感じます。

  1. 普段は日本製品を高い値段でしか買えない
  2. 自分の例で言えば、バンクーバーでは他の地域に比べると容易に日本の製品が買えます。しかし、その価格は2倍〜3倍になることが多いのです。

    例えばダイソー製品は、すべて日本の2倍の価格です。食料品で思いつくところで言えば、鍋の素が日本円換算で500円〜600円くらいで、これもやっぱり2倍くらいします。

    今、僕がひたすら勉強している日本酒で、現地で買えるものは、たいてい日本の3倍くらいの値段が付いています(プレミアと言うよりも関税や諸々の流通経費の問題です)

    そんな場所に普段住んでいる人にとって、日本で見る商品はどれもこれも「安い!」と感じます。

    想像してください。

    5つ買うと1000円になる海外のダイソーを。10個買うと2000円になる海外のダイソーを・・・

    バンクーバーをメインに活動する人にとって、日本のダイソーは常に半額セールをしているようなものです。

    ダイソーについて熱くなりすぎましたが、似たようなことがあちこちで起きるわけです。日本ブランド製品が高い!

  3. 海外ではそもそも買えない日本製品がある
  4. もちろん、日本でしか買えない商品もあります。

    例えば、日本ブランドの炊飯器や加湿器などの電化製品をバンクーバーで買うことは、難しいです。

    これもやはり日本酒でいうと、日本で販売されているほとんどの日本酒は、バンクーバーでは手に入りません。

    バンクーバーの場合、割と多くの日本ブランド生活用品をお金さえ出せば買える環境にはありますが、そうではない国もたくさんあるでしょう。

  5. 日本製品の質が(自国のものと比べて相対的に)高いことを知っている
  6. なんでわざわざ旅先の日本で、家電や食品や生活用品をたくさん買うか?

    大前提ですけど、みんな日本で売られているものの品質が高いことを知っているんです。

    僕は、「同じ中国製でも、中国で買えるものと日本で買う日本ブランドのものは質が違う」なんて言う中国の人がいることを知っています(本当かどうかは僕はわかりませんが)

    僕の経験(主観)で言えば、同じ100円ショップの製品であれば、ダイソーの商品の方がバンクーバーの100円ショップ『Dollarama(ダララマ)』より質が高いです。よく言うけど、ノートやシャープペンなどの文房具なんて、差は歴然!

    日本ブランドを信頼しているけれど、自国じゃ高い。じゃあ、せっかく旅行した時くらいスーツケースいっぱいに詰め込んで気合で持って帰った方がお得じゃん!どうせ買うなら!

    これが爆買いの心理です(まあ、僕の場合ね)

  7. 荷物だけで送ってもらうのは割に合わない or その手段がない
  8. 日本ブランド製品のクオリティーがそんなに高いなら、日本から定期的に送って貰えばいいじゃないかという発想もあると思いますが、それだと微妙に割が合わないようになってるんですよね。

    送料とか何千円もかかるからバカにならないし、あんまり家族に仕送りしてもらうのも申し訳ないし。

    でも、自分で旅行した時のついでなら、スーツケース2つまでなら無料で預けられる航空会社も多いし、お金がかからないギリギリまで自分で運んでやろうという気持ちになるのも、今の僕なら納得できます。

    食品で言えば、どうせバンクーバーの生活で必要になるものでかさばらない「ふりかけ」とかいっぱい買ったし、「出汁」とかも日本で買ってきました。

    あとはダイソーで売ってた折りたたみできる「洗濯物入れ」とか、しょうもないものだと「マグネット」とか、あとは「小物を入れる封筒」なんかもわざわざダイソーでたくさん買ってきました。ユニクロのソックスなんて、全部で9セット購入しました。

まとめ

偉そうに「これが爆買いの気持ちだ、ドヤァ」みたいなこと言って、「ちゃうちゃう、中国には別の事情があるんやで」みたいなことになってるかもしれませんが、多分こんな理由もその一部にはあるはずだと思います。

で、自分が爆買いして気がついたことがふたつあります。

  1. 日本で爆買いされるのは、日本ブランドの製品の質が高いと認めてくれている何よりの証拠
  2. 日本人として、爆買いしてくれることに対してもうちょっと感謝の気持ちと、何より誇らしい気持ちを持ちたい

多分、日本で爆買いが悪い意味で使われるのって、単純にたくさん買うことに対してだけじゃなくて、買い物のときの一部の中国の方のマナーの悪さなんかも指しているんだと思うんで、そこに対してはきちんとNOを言うべきですが、「爆買い」という言葉を使って、買ってもらうことそのものを馬鹿にするようなことをすべきじゃないと思います。

「あー、みんな日本のいいところ(製品の品質が高い)に気がついて買い物に来てくれているんだな!」って、もっとポジティブに考えるべきじゃないでしょうか。そんな質の高いプロダクトを安く買える日本に住んでいることを嬉しく思ったらいいし。

それに、インバウンドをもっと促進するためには、なんで中国の人が日本の製品は良いって気がついてくれたかを分析して、他の国に対してもそれをアピールしていく必要があるんじゃないでしょうか。単純な話ではないんでしょうけど。

今回はブログらしく、自分の体験から思ったことを書いてみました。

客観性に乏しいかもしれませんが、一意見としてご容赦ください!

以上、バンクーバーから@LeoTohyamaが、爆買いのきもちについてお届けしました!