ラスベガスにてPubconに参加し、昨日バンクーバーに戻ってきました。

Pubconとはなんぞや?に関しては、以前ブログで説明した通りで、Webマーケティングの検索やソーシャル、コンテンツに関する世界的なカンファレンスです。毎年ラスベガスで開催されています。

今回の記事では、そんなPubcon 2015で印象的だったセッションを5つ振り返りたいと思います。

Pubcon2015 印象的だった5つのKeynote&セッション

ここに挙げる以外にもたくさん受講したし、その中にもたくさんいいやつがあったのですが、いろんな理由でひとまず5セッションのレビューだけにしておきます。

Guy Kawasaki:マーケティングの10のTIPS

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先にアップした記事に書いたとおり、Guy Kawasaki氏の実験意欲に驚かされたKey noteだった。「Twitterでは3〜4回まで同じ投稿をすることが許される」という、彼が紹介したTIPSをそのまま受け取るのではなく、「そうか、だったら自分の場合はどうだろうか?」という実験意欲をかき立ててくれるものだった。

一方で「名刺には携帯の電話番号を書け(Guy Kawasaki氏のような忙しい人は電話で用事を済ませたい場合も多いし、いたずら電話なんてかかってこない)」とか「プレゼンのスライドは10枚まで、20分以内で語れるようにし、30pointのフォントを使う」というようなTIPSは、ビジネスマンとして、スピーカーとして豊富な経験を積んだ人にしか語れないもので、それもよかった。

Nikki Fica:ソーシャルメディアでNicheを見つける!

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ソーシャルでオーディエンスを見つける手順や、FacebookからTwitterまでの主要ソーシャルメディアに関する統計情報を提示していたことが、わかりやすくわかりやすかった。

また、ソーシャル傾聴でネガティブなフィードバックを見つけた時に参考にすべきTIPSの頭文字をまとめたL.A.S.T.も良かった。まず話を聞き(Listen)、次に謝るべきところは謝り(Apologize)、カスタマーの不満は解消するように努め(Solve)、最後に教えてくれたことに感謝する(Thank)。

特に最後のやつは「人は”知識を持っている自分”でありたがっているから、教えてくれてありがとうという姿勢が喜ばれる」と言っていて、納得感あった。

Lisa Buyer:ソーシャル&モバイルPR

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ソーシャルとモバイルに関するPRのTIPSをまとめていた一覧が参考になりそうなので、重要だと感じたものだけを下記する。

  • イチオシの投稿はタイムラインのトップにピンする!
  • カバー画像は雑誌の表紙のようにする!
  • ニュースはソリッドな画像とともにシェアする!
  • ビデオ!ビデオ!ビデオ!
  • ブログのためにポッドキャストを作る!
  • TweetDisのような、投稿を助けるツールを使う!

Victoria Edwards:0からブランドを作る時のTIPS

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新しいブランドを作る時に踏むべき手順、忘れてはいけないことリストと、その理由について語られた前半。ブランド名は、消費者にとって魅力的で、覚えやすく、短くて、複雑じゃないものにし、ドメインとソーシャルメディア上での名前が空いているかを確認しましょうという当たり前ながら大切な話が印象的だった。

SOP(標準作業手順書)に関して話された後半は、より興味深かった。ソーシャルメディアを立ち上げる前に ①アクセス権を与える担当者 ②ソーシャルメディアに投稿するコンテンツタイプ ③コメントへの対応方法に関するDecision Treeなどなどを考えておくことで、担当者の変更に柔軟に対応できたり、ソーシャルメディアを成長させるプロセスを速めることができるそうだ。

Wil Reynolds:タダで得られるトラフィックの高い代償

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Webコンテンツを作ることに対する考え方の話だと捉えた。いいコンテンツとはなんぞや?という、プレゼンターなりの定義の話。

マリオを使った例がわかりやすくて面白かった。曰く、潜在顧客(チビマリオ)にコンテンツ(フラワー)を与えることで、その潜在顧客が凄い人(ファイアーマリオ)になれるようなコンテンツを作ることが大事とのこと。「あなたのコンテンツは、人々をレベルアップしますか?」と言っていた。

施策を行う際に、その施策によって誰がどんな状態になるのかをイメージすることは、その施策を継続していく上で特にエモーショナルな面において大切なこと。Wil Reynolds氏の考え方は、その部分に対する新たなアイデアだった。

まとめ

いかがでしたでしょうか?興味のありそうなもの、ありましたでしょうか?

また、今回Pubconに参加して良かった個人的なことを振り返ると、こんな感じ。

  • 英語のリスニング&スピーキングが昨年より向上したことを実感できた
  • 日本人の方と現地で交流することができた(友達できた)
  • たくさんブログネタができた(笑)
  • ラスベガスという街についてなんとなく雰囲気つかめた

それなりに収穫の多いカンファレンス参加となって良かったです。たくさんのブログネタは、今後小出しにしていきます(笑)

来年のPubconに参加するかどうかは不明ですが、またちょくちょく西海岸のカンファレンスや勉強会には参加できればいいなと思っています。その前にバンクーバーで開催されるミートアップも参加しないといけないな。

そういったイベントに参加した際にはまた、こうしてブログネタとして何かご紹介します。

以上、バンクーバーから@LeoTohyamaが、Pubcon2015で面白かったKeynote&セッションについてお届けしました!