超簡単!β版『ユーザーテストEXPRESS』の使い方とその効果!


ユーザーテストやサイト改善コンサルの各種サービスを提供するポップインサイトさんが、新しく『ユーザーテストEXPRESS』というサービスの提供を開始し、先着500名限定で調査1回分(1万円相当)が無料というキャンペーンをしていたので、早速試してみました。

これ、超使えます!

ユーザーテストEXPRESSの使い方

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今回試してみたのは、僕が編集長を務めている『北欧ヒュゲリニュース』というウェブマガジンサイトのリモートユーザーテスト。このサイトでは、北欧現地の最新ニュースや日本国内の北欧にまつわるお話を、2011年から定期的に更新しています。

さて、まずユーザーテストEXPRESSにユーザー登録をすると、ログイン用のパスワードが記載されたメールが送られてくるので、早速ログイン。「調査を作成」ボタンを押して、表示されるフォームに従って入力を進めます。なお、こういったユーザー調査をしたことがある方なら経験があるかと思いますが、調査は大きく次の3フェーズに分かれます。

  1. 被験者リクルーティング & 選定
  2. 調査実施
  3. 報告

この流れに沿って、ユーザーテストExpressの利用手順を説明します。といっても、説明するまでもないほどに簡単です。

被験者リクルーティング & 選定

ポップインサイトさんの中の人に質問したところ、ポップインサイトさんが全国に抱える被験者候補は、登録ベースで1.5万人程度いて、そのうちアクティブな人がPCで1,000人程度、スマホで200人程度いる状態とのこと。また、20代~50代までの登録者が多く、女性の登録者が多いという特徴があるそうです。

こういったリモートユーザーテストには「被験者が家で、サービス側からお小遣いをもらってテストする」という特性があるため、被験者候補には主婦層(ちょっとしたお小遣い稼ぎを自宅でしたい人)が多く、一方で高収入層の被験者を探すのはやや難しいかもしれません。

  1. 調査したいサイトの情報を入力する
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    まずは今回調査したいサイトのURLを入力。そして、そのサイトのPC利用をテストするのか、スマートフォン利用をテストするのか、あるいはアプリ利用なのか(アプリ利用については今回試していないこともあって、詳細不明)を選択します。

  3. モニタ(被験者)のリクルーティング条件を記入
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    上図のように「◯◯を□□したことがある人」という定型文の空欄を埋める形で被験者の条件を決めていきます。完全なフリーワードではないので少しだけテクニックが必要な場合もありそうですが、現在ユーザーテストEXPRESS自体がベータ版ということもあり、この条件設定の部分に関してもフィードバックを元に調整中とのこと(中の人談)

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    今回僕は「北欧に少し興味がある」程度の人を被験者に選定したかったので「北欧を旅行したことがある人」としてみました。

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    最後に右下の「利用規約に同意して調査を作成」をクリックします。ここまででサイトを操作した時間は、ポップインサイトさんが公式サイトに記載する通り、ほぼ1分。実際は被験者の選定条件について悩む時間とか、条件の枠に入れる適当な文章を考える時間もかかりますが、それを含めても今回かかった時間は5分くらい。

  5. 被験者候補が集まるのを待つ
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    設定した条件で被験者を募集し、立候補者が集まるのを待ちます(ポップインサイトさんが抱える被験者候補リストに、こちらが設定した条件が告知される模様)。僕の場合は告知を開始した当日に1名、2〜3日の間に3名の方から立候補がありました。

    なお、応募者からは「年齢」「性別」のほか、「調査可能な日程」「北欧を旅行したときの具体的な状況」「最後に旅行した時期」の情報もいただけるので、調査の実施条件に合う人を的確に選ぶことができます。もちろんこれは僕が「北欧を旅行したことがある人」という条件をつけたが故の回答であって、設定条件に応じた回答が得られるはずです。

    今回応募してくれたのは、上図のような3名の女性。みなさん30歳前後で、最後に北欧旅行をされた時期はバラバラ。北欧を旅行したときの具体的な状況の欄を読むだけで、その方がどんな発見を与えてくれそうかイメージできますね。

  7. 選定する
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    調査を実施してもらう被験者を決めたら、チェックボックスに印をつけ、調査に進みます。次の画面(上図)で今回の調査目的を「自社サイトの課題把握」「検索時の行動(心理)パターン把握」「競合比較」の中から指定します。

    なお、今回は「自社サイトの課題把握」を選択したため、他のふたつについての詳細はわかりません。

    最後に「調査を依頼する」をクリックします。

調査実施

いよいよ調査の実施です。といってもその間、こちらにできることは何もないので、しばらく待ちます。

僕の場合は、調査を依頼してから2日くらい経ったタイミングでポップインサイトさんから「ユーザテストExpressの結果が上がってきましたので、ご報告致します!」というメールが来ました。もちろん調査に要する期間は、被験者さんの都合によって変わってくると思います。

ということで再度ログインしてみましょう。

予想以上に充実のレポート!

ログインしてみると「動画を見る」ボタンをクリックできるようになっていました。被験者が、サービスの指示に従って実際にサイトを利用している様子を記録した動画を、被験者の音声解説つきで閲覧することができます。

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以降、被験者が3つのSTEPで調査を進める様子が動画に収められています。

  • STEP1 事前説明
  • まず被験者は、サービスから「本調査は、あなたが北欧を旅行した時の状況として実施して頂きます。過去の状況・経験をしっかりと思い出した上で、進めてください」という指示を受けます。

  • STEP2 自由にサイトを閲覧(感想を声に出しながら)
  • 最初の指示を確認した被験者は、次に「このページを開き、自由に記事を読んでください」という指示を受けます。これが最初に被験者に課せられたテーマです。

    今回の被験者さんは「ヒュゲリってどういう意味だろう」「以前北欧を旅行した際にはこのサイトにたどり着けなかった」などといった感想を口に出して呟きながら、サイトを閲覧してくれました。

  • STEP3 7つの質問に回答する
  • 10分を目安にひととおりサイトを眺めた後で、サービスから提示されたのふたつ目の指示は、最初の使用を受けて次の7つの質問に答えるといったもの。

    1. このサイトの印象を教えてください
    2. それはなぜですか?具体的に教えてください
    3. サイトについて良いと思った点を具体的に教えてください
    4. サイト以外の点(サービス内容など)で、良いと思った点を理由も含めて具体的に教えてください
    5. サイトについて悪いと思った点(よく分からなかった点等)を具体的に教えてください
    6. サイト以外の点で、悪いと思った点(不安な点等)を理由も含めて具体的に教えてください
    7. 過去に「北欧を旅行」した時の体験・経験を思い出しながら、「こうしたらもっと読みやすい」「もっとこうしてほしい」と思う点を具体的に理由も含めて教えてください

    いずれの質問も、的確で意図がわかりやすく、非常に良い発見が得られました。

ちなみに、今回納品された動画とは違いますが、リモートユーザーテストで納品される動画の一例がYouTubeにもアップされているので、記事の最後に掲載しておきます(Web担当者Forumさんの事例)

感想

利用してみての感想としては、非常に使えるツールだということです。たまたま良い発見を沢山与えてくれる被験者さんだったということもあるでしょうが、この金額ですので、複数人の被験者を採用してテストしてもらえば、良い被験者を引く確率も上がるでしょう。

サイト改善時に参考にするものとしては、こういったユーザーテストの他にアクセス解析やヒューリスティック調査など、その他にも沢山の手段がありますが、いずれも一長一短なので組み合わせが大事。組み合わせのうちのひとつの選択肢としてこのユーザーテストEXPRESSを持っておければ、今後ウェブ戦略の幅が広がるのではないでしょうか。

とにかく一度、試してみることをお勧めします。

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